2008年7月7日月曜日

豚シャブ

久々に後輩女子Tちゃんと喋った。
ちょこちょこは喋るのだが、今日はガッツリと、そう、ニラ玉炒めに餃子とライス大盛りを食べた気分だ。

Tちゃんのところへ行くと珍しくチワワのような目で
「おなか、すいた~」(今は三島由紀夫を読んでいるので自虐的にこう聞こえる「おなかがすきましたわ」)
私は応えた。
「頂き物のおかきがあったな」
「食べる~」(同上「いただくわ」)
いつもの大人びた雰囲気がなぜか甘えんぼモードなので異常に照れる。
なので「食べる~」の言葉に助けられたような気分で、その場を離れデスクにおかきを取りに行く。

話を続けながらおかきをバリバリと食べるTちゃんの姿は、『Dr.スランプ アラレちゃん』のガッちゃんのようだ。
「ねぇ、チョコ食べたい」(同上「チョコが食べたくてよ」)
Tちゃんは私がMEIJI MILK CHOCOLATEを買い置きしているのを知っている。
かわいい。
すぐに取りに行く。
なんのことはない、チョコを取りに行くのは、動悸(どうき)を抑える息継ぎ井戸みたいなものだ。

帰りに偶然エレベータホールでTちゃんと一緒になった。
照れたが一緒に歩く。
愛くるしい顔を見ると息苦しくなるので、ビジネスの話で誤魔化(ごまか)す。
「美味しい豚シャブの店があるの。今度行きましょうか」(同上「美味しい豚シャブのお店があるのよ。行きませんこと」)
「喜んで」
Tちゃんのその類(たぐい)のお誘いに対して
「じゃ、早速スケジュール決めましょう」
は、野暮と云うもの。
Tちゃんにとっては、鼻唄程度だ。

それでも愉しかった。
久々の充実感。
何ヶ月ぶりだろう。

空を見上げた。
今日は七夕。

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