今日、都内某所に行くのに歩いていたら、戸板女子短大の前にさしかかり、ふと見上げると“TOITA FESTIVAL”の垂れ幕が。
そうか、文化祭の季節か、などと秋を感じつつ、女子大の文化祭に行くと、もてるかなぁ、などと妄想にふける。
1980年代前半、バブル華やかなりしころ、フジテレビで「オールナイトフジ」なる番組があり、司会は駆け出しから一歩抜きん出て売れっ子になったとんねるず。
いや、この番組でブレイクしたのだったかもしれない。
とにかく素人(当たり前だが)の女子大生がわんさかと出てきて、ワーキャーと、本当にバブル期に相応しい深夜番組であった。
こんな番組でもなければ、戸板女子短大という名前もきっと今でも知らなかったに違いない。
その頃は自分も就職して間もない頃で、女子大生といっても、これから適齢期を迎えようとする自分には「射程距離」であったので、自らを省みることもなく、いろいろ見定めたものである。
大勢の女子大生が出ると、適者生存・弱肉強食・優勝劣敗は世の常で、だんだん人気者も出てくる。
そんな中で、いまで言う(もう言わないか)ユニットを組む輩も出てきて、おかわりシスターズなる珍妙なグループまで誕生した。とはいえ、その中の一人はかわいかったのだが。
そのかわいかった一人は、かわいかったことが悲劇だったのかもしれないが、なんと卒業したらタレントになるといってやがて独立した。
しばらくはフジテレビも「責任」を感じてか他の番組にも出していたような気がするが、いつの間にか消えてしまったことは言うまでもない。
女子大の文化祭。。。
文化祭って今でもテキヤの集団みたいなのだろうか。
そうとすると、きっと私の娘と大して変わらない年の女の子たちに囲まれて
「ねぇかっこいいおじさん、焼きそば食べていって♪」
「ちょいワルおにーさん、ホットドッグ買ってよ」
「この古着そのジーンズに合いますよ、デートしたくなっちゃう」
とか、きっと篭絡されてしまうのだろうな、などと想像を巡らせると、、、
首をすくめて足早に立ち去るのみであった。
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