2007年11月21日水曜日

手のひらに、一冊のエネルギー。

今日は、S出版の宮崎美人Hさんとお昼をご一緒した。
新丸ビル5階にある“酢重DINING丸の内”
銅釜で炊くご飯が、美味しい。おかずも美味しくご飯が進む。眺めもきれいで、久々のゆるりとしたランチタイム。
話題はもっぱらHさんの結婚話。
魅力的な方から順番に嫁いでいくのは必然の法則。
来春結婚されるHさんに「先輩」として事前レクをした。
ただ私が気の利いたアドバイスなどできるはずもなく、願わくばこの『ゆるりとのぉ。。。』を反面教師として学んでいただくのみである。
Hさんに幸あれ!

1971年発売のレコード(多分実家にある)「北山修・ばあすでい・こんさあと」復刻盤CDの中で北山氏が詩を朗読する。(ちなみに北山修氏は。『戦争を知らない子供たち』『あの素晴らしい愛をもう一度』などを作詞した人で精神科医でもある)
以下、かなり 端折っているが・・
結婚-結婚はもののはずみ。結婚式の前夜、花嫁は考えた。私の人生は終わった。私の青春は終わった。でも、違うんじゃないかな。実は何も始まってなかったんじゃないかな。結婚して初めて青春が始まった。青春に終わりはないのだから。始まりだけなのだから。

当時はよく分からなかったが、いまはそんな気がする。
結婚は、化学反応であり、以前とまったく違う性質に変化する(せざるを得ない)。
トイレでは、ドアを閉めなければならなくなるし、姫たちが年頃になると、カギまで閉めろと強要される。
姫たちが小さい頃は休みの日に朝寝できなくなり、最近は起こされることこそなくなったが起きても食べるものがない。さらに新聞が先に読まれた形跡があり、ペリペリと新品の感触がない。
テレビのチャンネル権を喪失する。
バニラアイスクリームを家族分購入せねば罵詈雑言を浴びせられる。
浴室で気持ちよく歌っていると苦情が入り、無視して歌い続けると電気が消える。
納豆のおぞましい臭いが漂う日がある。
バナナは一日1本と決められる。
アラビアータのパスタソースを見つけて「あっ♪」と喜ぶと裏返される。
食べる量が多すぎて家から食べるものがなくなると文句を言われる。
とにかく、新たな世界なのである。

“酢重DINING丸の内”は、ご飯が自慢だけあって本当に美味しかった。あまりに美味しくて当然ながらご飯をおかわりした。すると驚いたことに、店のにーちゃん(兄ではない)は新たな伝票を持ってきた、つまりおかわりは有料だったのだ。
経営者は、島田紳助氏の「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」(幻冬舎新書)を読んで勉強して欲しいものである。
私がご飯をおかわりしても、ニコニコとしておられたHさんは、いい奥さんになることは間違いない。

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