2007年11月14日水曜日

Forget me not

昨日、一姫が台湾から帰ってきた。高校の修学旅行!である。
どんなに異国気分に浸っていても、帰宅すると早速携帯三昧。
画面を見ながら「ねぇパパ、Forget me notってどういう意味?」
「それは勿忘草(わすれなぐさ)である。憶えておきなさい」
「ふーん」
「Forget me notって、なんかおかしな文章だと思わないかえ?」
「・・・」
「忘れないでって、普通はDon’t forget me.でしょ。」
「、、、まぁそうだよね、、(すでにウンチクを警戒して一姫は引いている)」
「昔、恋人同士が海の崖のそばを散歩していてね、崖にきれいな花が咲いていたの。
女の子が男の子に“ねぇあの花取ってきて”って頼んだら、その女の子のこと
好きだった男の子は崖を下りていって花を取ろうとしたのだけど、ちょうど花を
つかんだところで足を滑らせてしまったの。」
「ふーん」
「とっさに男の子は、僕のことは気にしなくていいよ、と言いたくて
“Forget me!”って叫んだの。でもやはり女の子のことが好きで
そのあとの“Not!”ってつけて“忘れないで!”って言ったのよ。
って伝説からその花の名前がForget me notになったの」
「へぇ~っ!!(けっこう身を乗り出している)」
「実はね、それはパパの友達の作り話なの」
「なんだ!でも作り話でも、いいね、その話は」

11月7日「超能力者の告白」で登場するK橋君の作り話であるが
中学か高校の英語の授業で勿忘草の単語が出たあとに彼がその話をして
私が「へぇ!」と感心したら「俺の作り話やけど、おもろいやろ」と言われ
そのときはムカッとしたが、なぜか記憶に残っている。

0 件のコメント: