ブログは、日記のことらしいが古い話を書く。この秋のことである。
細君からいきなり詰問された
「ひょっとして梨食べた?一人で」
「食べた」
「あのさぁ、そういうの、やめてって言ったじゃない!」
「どういうの?」
「そうやって一人で食べちゃうことよ!何度言ったらわかるの!」
「しかし、まえに君と姫たち二人が食べたときは私にはくれなかったじゃないかね」
「欲しいって言わなかったんじゃないの」
「言った」
「じゃあ、パパの分はなかったんじゃないの」
「4分の1は私にくるべきだった」
「そんなの理屈よ」
「理屈が通ってないのはそちらではないか」
「そんなことないよ。いつも屁理屈はパパじゃない」
「屁理屈の話ではなく、私がしているのは梨の話である」
「だからどうしたの」
「つまり3人で全部食べておいて、私一人が食べられないのはOKで、私が一人で食べるのはNGというのは理不尽ではないかということを言いたいのだ」
「ねぇ、家族で住んでいることを忘れてない?なんで一人で食べるわけ?」
「だから家族なら私にも梨をくれるべきではなかったのかね?」
「もういまさら言ってもしょうがないじゃない。しつこいわね。」
「ではさっきの梨の話も、もう言ってもしょうがないのだね」
「はいはい、もう勝手にすればいいでしょ」
・・・二十一世紀に入って久しい。新たな時代を感じる高尚な会話であった。
あの梨が二十世紀だったか、幸水だったか知る由もないが。
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