2008年3月3日月曜日

PSP

昨日、二姫がPSP(プレイステーションポータブル)なる小型のゲーム機を購入した。
高校進学も決まり、貯めていた小遣いから拠出したようだ。
ずいぶんと喜んでいるようで、犬の散歩も早めに切り上げて帰って来たので、欲求不満の犬を再度私が連れ出すことになった。
確かに最近は電車の中でPSPに夢中になっている輩(やから)をよく見かける。
岐度(きっと)流行っているのだろう。
一姫もリビングで充電のため鎮座しているPSPを見て
「へぇ~っ!」
と、しげしげ見ている。

私が子供のときに買ったロンメル(戦車)のプラモデルは1,500円という超高級品で、キャタピラも一つずつ組み立てる優れものだった。
本当に本当にうれしかった。
自転車も、これを買ってもらうと決めたものは、毎日毎日自転車屋さんに行って
「これ僕が買ってもらうから」
と、おっさんに他の客に売らないようプレッシャーをかけていた。
自分のものになったときは有頂天だった。
デパートの食堂に連れて行ってもらってオムライスを食べさせてもらったときも嬉々としていた。

一姫も二姫も幼児の時は別として非常にクールになった。
クールというよりも、矢張り豊かに慣れてしまったのかもしれない。
十勝のおはぎを買ってきても、銀たこのたこ焼きを“どうだぁ!”と見せても表情を変えない。
「ハワイは楽しかったねぇ♪」
と言っても
「もう忘れちゃったよ」
ブラウン管とはいえ、横長のテレビを買っても、何もなかったように今までと同じように見ている。

しかしPSPには目を輝かせた。
彼女たちにとっての「三丁目の夕日」はPSPなのか。

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