2008年3月26日水曜日

鎖国

幕末物を読んでいて思うことがある。
現代(いま)の日本の荒廃ぶりを見ていると、鎖国は解くべきではなかったのではないか、という思いに囚われる時がある。
もちろん幕藩体制の瓦解は避けられなかっただろうが、今の政治の無力、官僚制度の疲弊を見ると、庶民が苦労するのは日本国のDNAかもしれない、、、、
なぞと、つい厭世(えんせい)的なことを思ってしまう。

定年退職の挨拶にみえた元美人記者のKさんが
「あと何年かしたら定年はきっと70歳になるわよ」
なんて私に言ったからだ。
(>_<)

江戸時代の平均寿命は50歳とか55歳なんて、何かで読んだことがあるが、あれは言葉のギミック(からくり)ではないかと思う。
江戸時代やそれ以前にも、90歳100歳まで長生きした人の記録はあるのだから、55歳なんていう平均寿命は当時医学の遅れのために早世した多くの乳幼児を入れて計算したのではないかと疑ってしまう。
55歳よりあとの余生は江戸時代と同じなのに、その年で楽隠居できるどころか70歳まで定年延長とは、走っても走ってもゴールのテープが遠のくみたいなもので、まるでドリフターズのコントである。

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