2008年1月5日土曜日

関東事情

ベテラン女子アナI田さんから携帯に謹賀新年メイルが届いた。
帰省しているとのことで、今日は須磨の海が穏やかできれいで、穏やかな一年になりますようにとの由。
夕方に散歩した湘南の海も穏やかであった。
気まぐれにボードウォークで犬の写真を撮り添付して返信した。
湘南と神戸との日没の違いに気づいてくれるだろうか。

大学時代に関東に出てきている同郷の友人H原が
「こっちにきて、日の暮れるのが早くて最初は戸惑ったよな」
と、言ったが、当方はいつもボーッとしていて、ましてや日暮れと時刻の相関関係など意識することもなかったので、そんな発言に新鮮な驚きを感じたものである。
そんな話を同じく同郷のS賀に話すと、当時でもすでに珍しかった白黒テレビ(みんなカラーテレビだった)を指差して
「ほら、こっちはこんなに暗いのに、この平和台球場はこんなに明るい」
と、具体例まで示して日本国内の「時差」を証明した。

晩熟(おくて)な関西女性に比べて、東京の女性は進んでいるというのが我々の常識であったので、内心
「同じ門限であっても、関東のほうが早く暗くなるから、男女関係も進行が早く、当地の女性はいきおい“発展家”になるのだろう」
と、わけのわからぬ理屈に自己満足したものである。

今日もメイルだけでなく何通か年賀状が届いた。
月曜日が7日なので、そのあたりで年賀状騒動も終わる。
子供の頃は松の内は15日までであったが、関東では7日までらしい。
気ぜわしい限りである。
昔の正月は15日までのんびりとしていたに違いない。

されど今年は子年。
ちょこまかと働く年になるのか。
たまに都会で見るねずみは猫のような大きさでギョッとする。
あれでは、猫も二の足を踏むのではないか。

関東に来て四半世紀を超えているのに、関東事情に驚くことだけは変わりない。

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