ブックオフで往年の名作DVD『LOVE STORY』(邦題「ある愛の詩」)を購入して昨夜見た。
どうしても観たかったからではなく、安かったからである。
主演は若き日のアリ・マッグロウとライアン・オニール。
アリ・マッグロウが先に書いてあるということは、こっちが格上か。
ライアン・オニールといえば、『がんばれベアーズ』のテイタム・オニールの父上のはずだ。
自称映画好きであるが(映画をよく観るわけでもなく、映画に詳しいわけでもなく、根拠もなく自称しているだけだが)アリ・マッグロウ、初めて姿を見たのであるが、それはそれはキュートであった。
たしかステーブ・マックィーンとも結婚していたはず。
高校の宗教の時間に(カソリック系なので“道徳”の時間みたいなもの)、どういった経緯か、スティーブ・マックィーン主演の映画でも有名になった『パピヨン』の話になり、当時担当のB神父(ベルギー人)が
「Oh!それ、知ってまーす!」
と、叫んで授業中に自分の部屋(学校の中に住まいがあった)に戻り、持って来たのが分厚い本で『PAPILLON』
確か原作はアンリ・シャリエールという人だったが、B神父は興奮気味に(よく興奮する人だった)
「作者は、ホリ・シャリエールでぇすぅねぇ!」
と。
今になって調べてみると作者はHenri Charriereというフランス人。
なるほど、発音の仕方の違いか。
で、なんでアリ・マッグロウの話になったかというと他愛もない話で、当時スケベで有名だった同級生のM岡がB神父に向かって
「スティーブ・マックィーンが、あの可愛いアリ・マッグロウと結婚して●●●●●●●と思うと、悔しくて悔しくて!」
と、叫ぶと、B神父は真っ赤な顔になり(いい年であったが)口を手で押さえて笑いを堪えていた。
そんなことがあり、一度アリ・マッグロウなる女優を見てみたいもんだと思っていたのである。
映画は1970年という時代の独特の雰囲気を醸し出し、ハーバード大学に通う金持ち坊ちゃんと貧乏だが才能ある娘が恋に落ち、やがて娘は病魔に侵されて・・・と、ベタなストオリイにも関わらず、若い二人が惹かれあい、仲睦まじく触れ合う姿が、見事に美しく描かれ、淀川長治さんは当時この映画をどう解説したのであろうか。
10年前に縁あってハーバード大学を訪問したが、伝統的な東部独特の景色は1970年のそれと変わっておらず、景観を含む伝統を維持する力に改めて感心した。
場面は違うが二人が口にした台詞(せりふ)は、本作のキイワアドになっている。
“love means never having to say you’re sorry”(愛とは決して後悔しないこと)
後悔ばかりしている私は、まだ本当の愛に巡り合っていないことになる。
愛を求めて彷徨(ほうこう)する旅は続く・・・
1 件のコメント:
Good posting, thank you.
Happy New Year, David! And best wishes for a healthy and successful 2008
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