昨夜は、ニッポンを明るくする企業に勤めるNさんとNさんの部下で美女のTさん、それに某経済団体に勤務、陶芸家を夫君に持つYさんと4人で東銀座「VINORIO EST」で会食。
オフホワイトをベースにした落ち着いた内装で、他の客も二人連れだけだったので、ゆっくりと食事ができた。
メニューを見て“テーブルチャージ800円”に驚き
「吉野家なら二回食えるな・・・」
と、言うと、Yさんが
「今日は、そういうことは言わないの」
と、すかさず、たしなめる。
せっかくなのでおまかせコース(6000円)をいただいたが、シェフがこの道では有名らしく、なかなかの腕前。
昨年11月にNさん、Yさんと3人で食事した時には、ワイン4本飲んで3人とも前後不覚になったが、今回は美女Tさんもいたので、各自アペリティフのあとは4人で白1本、と大人の飲み方。
食後酒は、稀少ワインとかで、薔薇の香りのするものをいただいたが、本当に薔薇の香りで驚いた。
Yさんにはいままでも色々店を教えてもらったが、このような高級店からB級グルメの店まで本当に美味い店ばかりで感心する。
料理が美味しいとついつい蘊蓄を言いたくなるが、最近はあまり言わなくなった。
昨年、あるテレビ番組に、石原都知事が出て、料理を供されて感想を聞かれた。
「うん、美味い!」
司会者が
「もう少しコメントしてくださいよ」
と、言うと
「金持ちは、細かいことを言わないんだよ」
共感した。私は金持ちではないが。
漫画「美味しんぼ」に毒され過ぎたか、やたら料理を吟味するというか、材料まで言及しなければいけないような強迫観念に踊らされてきたような気がする。
これは食べ物に限らず、音楽も同じであろう。
誰々という有名ミュージシャンだからとか、高名なオーケストラだから、と有り難がるのではなく、魂に響けばそれでOKであろう。
金額の高低ではないのだ。場末のJAZZでもいいものはいい。
もちろん、貧乏人の遠吠えではない。
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