2008年1月13日日曜日

Vintage

久しぶりにゴルフ練習場に行った。
10年振りくらいであろうか、もっとか、記憶にないくらい久しぶりである。
一姫が体育の授業(なんと高校二年生)で選択していて、なかなかうまく打てないとのこと。
少しは父親らしいところを見せるか、と重い腰を上げて、外の収納からクラブを引っ張り出した。
グリップがボロボロになっているのでは、と懸念したが、、、よかった、無事である。

打ちっぱなしの雰囲気は、昔からそうであるが相変わらず退廃的である。
練習場とはいえ、一応神聖なスポーツの一環なわけで、しかも紳士のそれであるにもかかわらず、来ているおじさんたちは、・・・うまく表現できないが、「凛(りん)」としていない。
くわえタバコ!で球を打つおっさん、クラブを振舞わすとヨタヨタするくらいの小さい子供に練習させる若夫婦、と集中力を削ぐアイテム満載である。
まぁ、とはいえ、そこはスポーツ、敬意を表してストレッチをする。
それにストレッチくらいしないと、ベストスコア112という話にならないレベルであるから、体が動かないことにはどうしようもない。

それでも軽く打ってみるとなんとかまっすぐ飛んだので、どうもワインのように熟成されて上手くなったようである。
このまま何もせずにあと10年熟成させれば、100を切ることも可能であろう。
とか、妄想しつつも、一姫は若いだけあって少し教えると250球ほどであったが、みるみる上達した。
私も将来横峰氏のように参議院に立候補しようかと思ったくらいである。

昔、関西に吾妻ひなこさんという漫談家がいて、テレビでゴルフのことをしゃべっていた。
「ゴルフね、あんな広いとこ使ってね、もったいないと思いませんか?球を穴に入れたいだけでしょ?そんなに球を穴に入れたいならパチンコしなさい」
高校生だった当時は大笑いしたものだが、広いところで、うだうだバカ話をしながら、穴を目指して球を打つのは、やはり面白いのだ。
カネも暇もないので、もうよほどのことがない限りコースには行かないと思うが、こうして久しぶりにクラブを振り回すと・・・

いやいや、熟成までまだ時間が必要だ。

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