2008年1月18日金曜日

今日は大相撲観戦に行ってきた。
一昨年の秋に単行本を発刊した時のチームでもある、フリーランスのライターOさんとこないだの3連休でめでたく結婚されたS出版の宮崎美人Hさんの3人である。
6人の枡席であったので3人でゆったりと座れると思ったが、座敷に酒やアテを置くので、なかなかそうもいかない。

OさんもHさんも桝席は初めてとのことで、特にOさんは相撲が嫌いなほうではなかったが、実際に観戦するのも初めてとのことで、喜んでいただいた。
博学のOさんに解説していただいたところによると、白房(しろぶさ)や黒房(くろぶさ)など4色の房(ふさ)が東西南北に土俵の上に垂れ下がっているが、あれは四季を表していて玄冬(げんとう)とかそれぞれ房と季節が関係しているとのことだが、ざわざわしていたし、ゆるりと飲んでいたので、まったく憶えられなかった。
また、何かの機会に調べておこう。

大相撲は一年ぶりくらいか。
相変わらず、旧態依然とした閉鎖的な世界であるが、だからこそあの独特の雰囲気が守られているのかとも思う。
お茶屋の支配下に置かれた桝席は、毎度決まったつまみと決まった銘柄の酒しか供されない。
どんなに日本人の体格が変わろうが、座敷に座ることが苦手な人が増えようが、外人がウロウロと増えることになろうが、桝席の大きさは一人あたり座布団一枚ちょっとである。
横の4人用の桝席に巨大な白人が3人すし詰めになっていた姿は滑稽でさえあった。
とはいえ大相撲はこのままでいいのである。
土俵の大きさや年間の場所数は変わってきたようだが、このベタな独特のビジネスモデルは変えては柔道がJUDOになってしまうに等しくなる。
受け入れられなくなったら、迎合するのではなく、衰退の道を選ぶべきだと思う。
日本人には、なんだかんだいって受け入れられるような気がする。
取組みによっては面白いし、あの大銀杏を結ったすべすべの巨体がぶつかり合う姿には、なんとも言えない美学を感じる。

とはいえこれからも人気の浮き沈みはあるだろう。
今場所は朝青龍が復活して人気回復か、と報道されていたが、今日は満員御礼の垂れ幕が下りるどころか、二階席はガラガラであった。

何かが足りない。。。

何かが足りないのだ。

そうだ、華がなくなったのだ。

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