2008年4月5日土曜日

『赤穂民報』

播州赤穂に帰省している。
最新の『赤穂民報』(新聞に折り込まれる地元のフリーペイパア)に目を通した。
見出しにこうある。

~赤穂で初めての歩車分離信号設置~

意味が分からないので記事を読む。
なんのことはない、車の信号が赤になってから青を表示する歩行者専用信号を設置して歩行者の安全を図ることにしたとのことである。

まぁ、確かに赤穂市内では、なぜこんなところに信号があるのだ、と訝(いぶか)りたく場所がたくさんある。
そんな地域なので、いままで歩行者専用信号がなかったのは決して不思議ではない。
赤穂市の公式ホームページに、2008年2月末現在の人口は51,771人とある。
私の記憶に間違いがなければ、ここ40年ほど殆ど変化がない。
それくらいのどかな街なので、元来静かで安全なところなのだが、それでも車が増えてきたのか、お年寄りが増えてきたのかもしれない。

それにしても「赤穂で初めて~」は、衝撃的な見出しである。

30年ほど前、神戸YMCA予備校に通っていた頃、神戸に住む従兄弟が
「赤穂民報は面白いからたまには読ませてくれ」
と言ってきたので
「そうかなぁ」
と、思いながら一部渡すと、従兄弟は宝物を発見したように目を輝かせながら
「ほらほら、これ見てみぃ」
と、私に見せた。
「ほら、この広告!“赤穂に本格的パブ誕生”やって!わっはっはっはっ」

郷土愛の強い私であるが、その広告を笑う従兄弟を咎(とが)める気持ちは起きなかった。

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