自戒や願掛けを目的にして禁煙した、という話をたまに耳にするが、それはフェアではないし、それで願いが叶えようというのも虫のいい話である。
なぜなら禁煙をするのは、健康のためであって、辛いことをしてでも頑張ろうという発想ではないからである。
事実、多くのスモーカーは本当はタバコを止めたがっている。
もし本気でやるなら本当に好きなことを止めなければならない。
私なら、毎年やっている多額の寄付や、海や山を掃除するボランティアや日々楽しくてしょうがない仕事や家庭での炊事洗濯がそれに当たる。
あとは毎年のモナコグランプリの観戦や、豪華客船でのバカンスや、世界各国の閣僚との晩餐会などを中止しないと、誰も私が本気だとは思ってくれないだろう。
うな丼や寿司やお好み焼きを断つことや、DVDを二度と観ないことや、前から歩いてくる女の子をチェックすることを止めるなど、誰でも簡単にできることでは駄目なのだ。
[註]
多額の寄付・・・コンビニでつり銭をレジにある寄付の箱にたまに入れる
掃除ボランティア・・・犬の散歩でフンを持ち帰っている
楽しい仕事・・・仕事中、たまに意味不明の笑いを発する
炊事洗濯・・・たまにやらされる
モナコG観戦・・・テレビ観戦
豪華客船・・・屋形船
閣僚との晩餐会・・・報道ステーションを見ながらの晩飯
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