TDL、こと東京ディズニーランドが今日で開園25周年とのこと。
ということは、1983年か。
大学4年生のはじめだ。
まったく気にも留めなかったのか、記憶に残っていない。
就職活動をやりはじめたのは夏だったので、そのせいでもない。
屹度(きっと)貧乏だったのだろう。
それでも1984年の春休みは銀行に駆け込んで借金を申し込み、卒業旅行と称して2週間の米国西海岸旅行と洒落(しゃれ)こんだ。
“お約束”のようにアナハイムにあるディズニーランドにも立ち寄った。
帰国して密かに期待した。
誰か訊(き)いてくれないだろうか。
「もうディズニーランド、行った?」
すると私は勝ち誇った気持ちを抑えつつ答える。
「ああ、行ったよ。でも日本のは、まだやけどね」
この完璧なシミュレーション成立の機会を凝(じつ)と待ったが、結局誰も訊いてくれなかった。
横浜の上大岡のホルモン焼き屋には毎週のように通ったが、そもそもディズニーランドという柄(がら)ではなかったことが誤算だった。
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