昼近くだったか、同級生でNHK大阪放送局の住田アナウンサーから携帯にメイルが来た。
“電車遅れたとのこと、大丈夫?”云々と『返信』が来た。
こっちは“なんで住田から?????”である。
あっ!
今朝、強風で電車が遅れた。
オフィスの関係者数人に少し遅刻する旨のメイルを送ったのだが、何のことはない、送信先を一人間違えて住田君に送ったのだった。
こういうのを世間では“そそっかしい”と云うのだろう。
それにしてもこの“そそっかしい”にしても“慎重居士(しんちょうこじ)”にしても、それぞれの性質(たち)と云うものは、なかなかに治らないものである。
私が後輩女子Kさんを好きなのも、このそそっかしさ故(ゆえ)である。
Kさんは宇宙人なので、地球ではある意味居候(いそうろう)であるので、地球人に対して兎(と)に角(かく)優しい。
であるから、地球人の殿方は概してそそっかしいのだが、私を含めてすぐに勘違いしてしまう。
そして定期的にその甘い夢から覚めざるを得なくなる。
今夜もそうであった。
後輩O君を出汁(だし)にしてKさんと3人で、『わいわい』にお好み焼きを食べに行った。
全盛期のアランドロンのように甘い言葉で求愛したものの、毎度のごとく一笑に付されてしまう。
そう、鹿威(ししおど)しから水が流れて、カッコーンと鳴るように、夢から覚める瞬間である。
明日からまた優しいKさんは、鹿威しに水を注ぎ始めてくれる。
何日かすると、またそそっかしくも“カッコーン”と私の夢は砕け散る。
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