20歳も年下だが、大人っぽくて艶っぽい美人のTちゃん。
そんなTちゃんに話しかけた。
「ちょっと手を貸してほしいのだが」
「それは、手助けしてくれってことじゃなくて、手を握らせろってことですね」
「手を貸して欲しいと云ったら、まずは手助けのことを思い浮かべるのが普通ではないのかね」
「でも、手を握らせて欲しいんでしょ。答えは“やだ”」
Tちゃんは子供の頃から、大人に云われていたらしい。
「Tちゃんに見つめられていると、すべて見透かされているみたいだよ」
と。
どうやら、読心術と云うのは、生まれつき天から与えられるものらしい。
恐ろしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿