昔、武田鉄矢さんだったか、インドに行ったときの話をテレビでしていた。
電車には冷房がなく、蒸し風呂のよう。
しかし誰も窓を開けようとしない。
窓を開けたらどうなるか。
外の熱風が吹き込んできて、大変なことになるからとのこと。
みな、凝(じつ)と目を閉じて黙っている。
インドの仏教というか、瞑想文化というのは、こういう気候から生まれたのではないかとの由。
昔、栗原小巻さんがテレビ朝日『徹子の部屋』だったかで、こんな話をしていた。
極寒のシベリアで映画を撮影したときのこと。
息も凍る厳冬の中で感じたこと。
それは“あんな厳しい環境の中では、愛なくしては生きていけないことがよくわかった”との由。
先日買ったサザンのベストアルバム『Yeah!!!!!!!!!!』のカヴァアに、小さな小さな文字で何か書いてある。
悲しいかな、眼鏡を外さないと読めない。
ところどころで虫眼鏡も動員した。
A planet called the earth, which I've ever visited, had a spectacular season, the summer.
In the summer there, numbers of flowers have bloomed all over, numbers of aventures have rolled out, and numbers of sweet music have performed.
I do believe the season will never ends to the future.
Glitters of a ripple in the sun, sounds of wind, girl's whispers, mysterious of the ever lasting sea, smells of love and the blue blue endless sky.
“ALL I NEED IS SUMMER”
嘗(かつ)て私が訪れた、そう“地球”という名の星には、妖(あや)しい光彩を放つ“夏”と云う季節がある。
至るところに鮮やかな花が咲き乱れ、その香りに誘われた男女は次々に恋に落ち、どこからともなくBGMが流れてくる。
この季節は、“この恋は永遠だよ”と男女に信じ込ませ、容赦のない“演出”はまだ続く。
ギラギラ照りつける太陽
束の間の涼風
誘いを待ってる女の子
格好のステージは決まって海
恋の予感
今年の空も底が抜けている。
やはり夏には、、、そう!夏が欠かせない!
(訳:円齋)
なるほど夏はいい季節だ。
寒くて萎縮してしまう冬と違い、パンツ一丁で過ごせる夏は、昔から大好きだ。
この季節を愛せるか、“嫌な季節がやってきた”と天を睨(にら)むか。
これが青春の分かれ目だ!
外は雨が降っている。
書斎の窓を少し開けてみる。
空気の匂いを嗅ぐ。
うん、もうすぐ夏だ。
「汝は、まだ夏を愛していますか」
「汝は、これからも夏を愛することができますか」
自問してみる。
ウッシ!
大丈夫だ。
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