2008年6月14日土曜日

中年三様

今日は休みにしては珍しく早起きした。
10時半だ。
テレビでニュースが流れている。
今朝8時43分頃、岩手と宮城で震度6強の地震。
大手損保に勤務、今は仙台に単身赴任の友人Sさんの携帯にすぐ電話した。
矢張(やは)り繋(つなが)がらない。
すぐ携帯で安否確認メイルを打電した。
ほどなく無事を知らせるメイルが。
よかった。
損保だけあって、すでに対策本部で忙しく対応中との由。
私はまだパジャマだ。
申し訳ない。
46歳にして最前線で働く姿は、想像しても逞(たくま)しい。

細君がいないので、パスタを茹(ゆ)でて、アラビアータソースをかけて食べる。
ブランチだ。
珈琲を飲みつつ、読売新聞と日経別刷りに目を通す。
ほどなく自宅の哲学堂に日経を持ち込み、日々のルーティーンに勤しむ。
やや急いで身支度をして、まめ(柴犬、♀)を1時半ころに連れ出す。
近くの公園で後輩S君がサッカーの試合をやっているとのことなので見物だ。
近くと云っても、走って10数分かかる。
試合は1時頃から2時頃までと云っていたので、少しあせる。
河川敷の方のフィールドに行くと、どうも年齢層が高いようだ。
違った。
体育館横のフィールドに行く。
暑い。
まめも、ヘェヘェと舌を出している。
いたいた、17番だ。
S君がチャンスボールに頭を合わせたが、外す。
そのあともゴール前の瞬間、ノーマークだったが、ドリブルで攻めるうちに二枚ディフェンスに入られてしまい決められず。
1-0で負けてノーサイド。
声を掛けた。
「終わりの方の、頭突きが惜しかったのぉ」
「えっ?ああ、ヘディングですね」
S君は格下のチームに負けたことを説明し
「不様(ぶざま)な試合をお見せしました」
と、云う。
そんなことはあるものか。
40歳を過ぎても、炎天下でサッカーに興じる。
その姿勢に脱帽だ。

帰宅する。
河原でまめは紋白蝶(もんしろちょう)を追い掛け回し、それに付き合ったのでかなり疲れた。
後輩I君がダビングして呉れた柳家小三治の『猫の災難』と『粗忽の釘』をベッドでうとうとしながら聴いた。
夕刻になり、夕刊を取りに行く。
葉書が。
あっ、小学校の同窓会の案内だ。
「尾崎小学校同窓会のご案内~さて昭和46年度に尾崎小学校を卒業してから37年目となり、幼かった私たちも、早や五十路を目前にしております。そこで、この度尾崎小学校6年生の3クラス合同の同窓会を下記の通り開催することとなりました。云々」
同窓会実行委員会会長にF本君の名前が記してある。
F本?・・・記憶がない。
返信葉書のあて先はM木君だ。
名前は覚えているが、顔が浮かばない。
会費、男性10000円、女性8000円とある。
高い。
しかし下手すると、今生(こんじょう)の別れになりかねない。
行かねばならぬ。

ふと自らの腕を眺める。

染みが目立ってきた。

紛れもなく中年だ。

0 件のコメント: