昨日新聞に入っていたUNIQLO(ユニクロ)のチラシに、通常2990円のズボンが1990円とあった。
コットンパンツで、ノーアイロン(アイロン不要の意味か?)とある。
昨今クールビズが定着してきたので、夏はこれでいいだろうと購入することにした。
スーツのズボンだけ穿(は)いていると、ズボンだけ痛んでかねがね勿体無いと思っていた。
大雨だったが、ジムの道具を携(たずさ)えて出発して、UNIQLOに立ち寄った。
品揃えや貼られているポスターを見ると、店の基本的スタンスとしては、私は招かれざる客だということは分かる。
しかし、そんなことも云っていられないご時世だろう。
ズボンのコーナーへ行く。
店にはドライパンツと書かれている。
ある時代からズボンのことが、パンツと呼ばれるようになったが、やはりパンツと聞くと下着だ。
ズボンのコーナーには、団塊世代くらいのおじさんが品定めをしている。
暫(しばら)く後ろで待つ。
やっと空いた。
求める品を探すのは面倒くさいので、店員に尋ねる。
「ウェスト75センチくらいで、濃い色のズボンはどこを探せばええんでしょう」
「このあたりですねぇ。この左の数字がウェストサイズで右の数字が股下のサイズです」
なるほど、分かりやすい。
選べる色は黒か紺やな。
黒はちょっとなぁ。
紺やな。
するとウェストは75やから・・・70、73、76、79、、、76cmを選べばいいのだな。
あとは股下か。
いつも股下は悩む。
一の位と小数点以下は“9.5cm”ということだけは覚えているのだが、十の位を忘れる。
69.5か79.5、、、どっちやったかなぁ。
陳列棚の前で店員のにーちゃん(兄ではない)に
「ちょっとメジャー貸してんか」
「あっ、一緒にお測りします」
「いっつも股下で決めると間違いないんですわ。69.5か79.5でいつも悩むんですわ」
「ええっと、多分、69.5ですねぇ、これは」
「あっ、そうでっか」
股下の品揃えは73、76、85とある。
ウェスト76、股下73のズボンを持って試着室に入る。
穿いてみる。
うん?丁度?いや、一寸(ちょっと)短いで。
慌てて脱いで、試着室から店員のにーちゃんを呼ぶ。
「やっぱり79.5かもしれん。もっと長いのん、持ってきてんか」
暫くすると股下85のやつを持ってきてくれた。
これをサイズ直しせなしゃあないな。
穿いてから店員のにーちゃんを呼ぶ。
「多分これでよろしいわ。サイズ直してもらおうと思いますんやけど、いっつも79.5にしてもろとんですけどねぇ」
「念のためにお測りしましょう。・・・79.5だと長すぎますね。ここでピンで留めて、ちょうどいいサイズに直されたほうがいいですよ」
「いやいや、昔からそうやって直すとたいがい短くなるんですわ。ほら、ベルトの位置もそのときの気分で違うでしょ」
「はい、ですが、69.5のほうがピッタリくると思いますが」
「いやいや、そんなとこで切ったら踝(くるぶし)まで見えてしまいますがな」
「ですが、どう見積もっても、75センチだと思いますが」
「うーん、ちなみに股下というのはどこからどこまでを云いますんや」
「はい、この裏の真ん中のところから裾(すそ)までです」
「ほーら、やっぱし。真ん中のとこからストンと落として測ったら確かに75cmかもしれんけど、私は79.5なんですわ」
「はい、分かりました・・・」
まったく最近のマニュアル店員にはこまったものである。
私は身長173cmなのだ。
スタイル抜群の私の股下が69.5だと身長に対する股下比率が40.2%になってしまうではないか。
79.5だと46.0%だ。
ちなみにモデルで公表されている数値での股下比率ランキングを下の方から見ると、米倉涼子が45.2%(勝った!)、長谷川京子が45.4%(勝った!)、蛯原友里47.6%(負けた!)、押切もえ49.1%(・・・)、山田優49.7%(・・)、一位は藤原紀香51.4!だ。
こうなると、私の測り方が間違っていたことが、話のオチになりそうだが、ジムに行った帰りにUNIQLOに寄り、サイズ直しをしたズボンを受け取り、自宅に持ち帰ってズボン吊りに吊るして他のズボンと並べてみて、私が正しかったことが証明された。
ただ、ここ数年、靴(くつ)を脱いで座敷に上がると、ズボンの裾を引きずっているような気がしないでもない。
加齢で身長は縮むと云うが、胴体と股下の比率が入れ替わるなんてこともあるのだろうか。
今日のジムでは、必死で股割りをして、柔軟体操も念入りにやり、ストレッチで足を拡げまくったことは云うまでもない。
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